PRESS RELEASE
2007.4.6
山本龍司、ヨーロッパでのデビューレースを11位完走
−フォーミュラ・ルノー英国選手権−
2007年4月1日、英国ブランズハッチサーキット

 Copyright © Nissan 
英国フォーミュラ・ルノー選手権、第1戦、第2戦が当地で開催された。日産・ニスモのスカラシップを受けて参戦する山本龍司(18)は、初めて走る海外のサーキットで、使用するタイヤ特性や路面のグリップの違いなどの課題に直面しながらも、第2戦では4台を抜く活躍を見せ11位で完走した。なお、同日行われた第1レースでは、他車のスピンに巻き込まれてフロントノーズを破損、4周目の第1コーナーでリタイヤした。

ロンドンの東、約100キロに位置するブランズハッチサーキット、ショートコース(1周1.1986マイル)は快晴に恵まれ、気温も15度まで上昇。絶好のコンディションとなった。17:30にスタートが切られると、18台のマシンがいっせいに第1コーナーになだれ込んでいく。予選15番手からスタートした山本も、ホイールスピンを慎重にコントロールしてスムーズなスタートを見せた。

2周目の第1コーナーで、早くもネイサン・カラティ(オーストラリア)をパス、14位に順位を上げた。5周目と6周目には続けて最終コーナーで前車に競り勝って、日本人ライバルSho HANAWAと英国人のウィル・ブラッドをパス。12位までポジションアップした。その後は、前を行くアレックス・モーガン(英国)と14周にわたってテール・トゥ・ノーズのバトルを展開。山本は冷静に勝機をうかがい、レースも終盤に差し掛かった20周目、得意の最終コーナー入り口でモーガンを捕らえて11位に浮上。残り1周となった23周目に全体で9番手となる45秒136の自己ベストタイムを刻んでトップ10入りを目指すが、0秒4差まで迫ったところで惜しくもレース終了を知らせるチェッカーフラッグが振られた。

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今回のデビュー戦を振り返って、山本は次のように語った。 「第1レースでは、(10位グリッドだったのに)スタートでホイールスピンさせすぎて失敗してしまいました。12位まで落ちてしまった事で前の車のスピンに巻き込まれたのは自分の責任です。第2レースでは、それを教訓に、出来るだけホイールスピンをさせないようにしました。レース中は、普通に走っていたら前が詰まって、最終コーナーの突っ込みは他のドライバーよりも速かったのですんなり抜けて、という感じでした」

今後は、日本で使っていたタイヤとは横方向のグリップ特性が異なる指定タイヤで、ヨーロッパ独特のグリップの低い路面をどのように走るか、その答えをまず見つけたいという山本。4月22日に第3戦・4戦が行われるロッキンガムサーキットは、冬のテストでトップタイムを記録したこともある得意のコース。「僕にとっては結果を出しやすいサーキットなので、5位以内を目指します。予選がうまくいけば、表彰台も狙っていきます」と、力強いコメントを語った。


ニッサン・ドライバーズ・デベロッピング・プログラム(NISSAN D.D.P.)
2006年、日産、トヨタ、ホンダの3メーカーが「世界に通用する若手ドライバーの育成」を目標に、新しいフォーミュラカー(F1に代表される単座のレーシングカー)シリーズであるフォーミュラ・チャレンジ・ジャパン(FCJ)を立ち上げた。同時に、日産も他の2メーカーと同様、数名のドライバーに対してスカラシップ・プログラムを実施。2006年シーズンは4名のドライバーに参戦サポートを行った。

その中で、山本はチャンピオンと同ポイントの総合2位(優勝回数の差による)を獲得。今年は日産独自の「アドバンス・スカラシップ」を受けて英国各地を転戦する英国フォーミュラ・ルノー選手権に参戦する。同シリーズは、イタリアのレーシングカーメーカー、タトゥース社製の車体に、ルノーの直列4気筒2000cc市販エンジンを搭載したフォーミュラカーで行われるレース。F3(フォーミュラ3)の一つ下に位置し、FCJと同じ「ミドルフォーミュラ」に分類されるカテゴリーである。

なお、日産・ニスモは2007年シーズンも引き続き、4名の若手ドライバーにスカラシップを提供し、FCJへの参戦もサポートしている。
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