PRESS RELEASE
2007.4.26
山本龍司、7台抜きの快走
−フォーミュラ・ルノー英国選手権−
2007年4月22日、英国ロッキンガムサーキット

 Copyright © Nissan 
英国フォーミュラ・ルノー選手権、第3戦、第4戦が当地で開催された。日産・ニスモのスカラシップを受けて参戦する山本龍司(18)は、午前中に行われた第1レースで予選15位から7台抜きの快走を見せ、8位でゴール。 さらに、9位からスタートした午後の第2レースでは7位に入り、ヨーロッパでのレース序盤で早くも速さを見せ始めている。

ロンドンから北へ約2時間、山本の暮らすノーザンプトン近郊に位置するロッキンガムサーキットは、栃木県のツインリンクもてぎと同じく、オーバルコースとロードコース両方を持ち、米国チャンプカーレースも開催した実績を持つサーキット。フォーミュラ・ルノーのレースは、一周1.949マイルのロードコースで快晴のもと行われた。

10時40分、山本は順調に第1レースのスタートを切った。早くも2周目で前車をパス。続く4周目、5周目でもクリーンなバトルの中、12位までポジションアップ。マシントラブルとクラッシュによるリタイアなどもあり、9周目には9位に順位を上げた。レースの残り3周からは、前を行くチームメイトの#4リキ・クリストドウロウ(英国)と接近戦を演じ、最終ラップの1コーナーでインから抜き去り、8位でチェッカーを受けた。

15時30分から始まった第2レースでは、1周目で7位に上がるが、第1戦の優勝者#6ジェレミー・メットカーフ(英国)に詰め寄られ、4周目の1コーナーでかわされ8位となった。山本は13周目の1コーナーでインに飛び込み7位に戻したが、3年目のメットカーフもしぶとく、14周目の1コーナーでインに飛び込まれた。しかし山本は上手にブロックしメットカーフのスピンを誘い7位をキープ。メットカーフが後退すると、チームメイトであるリキのいとこ#5アダム・クリストドウロウを追い詰めるが、わずかに足らず、レースが終了。惜しくも7位に終わった。

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ヨーロッパのレースでは、左足ブレーキの使い方を習得することが次のステップへと上がる鍵のようだが、山本はこれまで経験した4レースでコツをつかんできている様子。5月6日に第5戦、第6戦が行われるスラクストンサーキットでは、前回のテストで4位のタイムを記録している。「毎レース順調にポジションアップしています。今回は7位だったので、次は6位ぐらいを目指していけば、良いことがあるかな」と山本は非常にリラックスした心境でさらに上位を狙っている。

山本龍司
「第1レースの予選では、データを見ながら色々なセッティングを試してみた事で逆に混乱してしまったようです。レースでは、とにかく抜かなければと思い走りに集中できたのが良かったと思います。こちらのレースは、コーナーに3台が並んで飛び込んでいく事がざらで、激しいバトルは多いですが、レース自体のレベルはそれほど高く感じません。レースで経験を積むごとに上手くなっていく感覚があります」

ニッサン・ドライバーズ・デベロッピング・プログラム(NISSAN D.D.P.)
2006年、日産、トヨタ、ホンダの3メーカーが「世界に通用する若手ドライバーの育成」を目標に、新しいフォーミュラカー(F1に代表される単座のレーシングカー)シリーズであるフォーミュラ・チャレンジ・ジャパン(FCJ)を立ち上げた。同時に、日産も他の2メーカーと同様、数名のドライバーに対してスカラシップ・プログラムを実施。2006年シーズンは4名のドライバーに参戦サポートを行った。

その中で、山本はチャンピオンと同ポイントの総合2位(優勝回数の差による)を獲得。今年は日産独自の「アドバンス・スカラシップ」を受けて英国各地を転戦する英国フォーミュラ・ルノー選手権に参戦する。同シリーズは、イタリアのレーシングカーメーカー、タトゥース社製の車体に、ルノーの直列4気筒2000cc市販エンジンを搭載したフォーミュラカーで行われるレース。F3(フォーミュラ3)の一つ下に位置し、FCJと同じ「ミドルフォーミュラ」に分類されるカテゴリーである。

なお、日産・ニスモは2007年シーズンも引き続き、4名の若手ドライバーにスカラシップを提供し、FCJへの参戦もサポートしている。
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