PRESS RELEASE
2007.5.10
山本龍司、試練のレース修行中
−フォーミュラ・ルノー英国選手権−
2007年5月6日、英国スラクストンサーキット

英国フォーミュラ・ルノー選手権の第5戦、第6戦が英国中部のスラクストンで開催され、日産・ニスモのスカラシップを受けて参戦する山本龍司(18)は、午前中に行われた第5戦で予選9位から16位でゴール。また同じ9位からスタートした夕刻の第6戦ではピット作業中にレース終了となり完走扱いとはならなかった。

 Copyright © Nissan 
スラックストンはロンドンの西方100kmほどの平原地域にある一周3.77kmのコースで、コースレイアウトの中にはローカル飛行場がある。コースはほぼ平坦で、ブレーキングポイントがわずか2箇所という高速サーキット。天候は晴れで、気温15〜23℃というコンディションで開催された。なお今回は金曜日の練習走行が予定になく、土曜日・日曜日の2デーイベントであった。

第5戦予選の山本の順位は9位。しかしながらポールポジションから0秒8差、6位とは0秒2の僅差で、全体的にドライバーのレベルがレースごとに詰まってきている。15周の決勝レースでは、山本はスタート直後の混乱で11位にポジションダウン。しかし10位走行中の6周目に#34アドリアーノ・ブザイドをかわす際に接触されスピン。参戦19台中18位までポジションを落としたが、7周目に17位、11周目に16位へ順位を上げてチェッカーとなった。

第6戦はスケジュールの都合で15周に短縮して行われることになった。今回もポールポジションから0秒6遅れの9位からスタートした山本は、1周目に2つポジションを落として11位。さらに3周目のシケインで他車に接触して15位、さらには4周目には16位にダウン。しかしここから追い上げを見せて7周目に13位、9周目には12位、12周目のシケインでは#35クリス・ローンを捕らえ、接触しながらも11位へとポジションを戻した。しかし接触の際にリアタイヤを傷めてピットイン。作業中にチェッカーフラッグが振られてレース終了。未完走扱いとなった。

山本龍司
「このコースはブレーキを踏むのが2箇所しかないとても特殊なサーキット。だから、一旦渋滞にはまってスピードが落ちてしまうと、長いストレートでの最高速も伸びなくなり意外に抜きどころの少ないレイアウトでした。もっと前の位置からスタートできていたら、遅い集団に絡むこともなく違った展開になったと思います。中団のドライバーはとにかく1つでも上に行こうと激しい走りをするので、バトルの中でペースが落ちてしまいがちです。課題だった左足ブレーキにもだいぶ慣れてきました。予選は、区間別に見るとトップ集団と変わらない速さで走れている周回もあります。それを、いかに1周にまとめるかが鍵だと思います。今回も、あとコンマ2秒縮めれば3〜4位にはいけたはず。とにかく予選をまとめることができれば、レースも全く違った展開になり結果もついてくると思います」

ニッサン・ドライバーズ・デベロッピング・プログラム(NISSAN D.D.P.)
2006年、日産、トヨタ、ホンダの3メーカーが「世界に通用する若手ドライバーの育成」を目標に、新しいフォーミュラカー(F1に代表される単座のレーシングカー)シリーズであるフォーミュラ・チャレンジ・ジャパン(FCJ)を立ち上げた。同時に、日産も他の2メーカーと同様、数名のドライバーに対してスカラシップ・プログラムを実施。2006年シーズンは4名のドライバーに参戦サポートを行った。

その中で、山本はチャンピオンと同ポイントの総合2位(優勝回数の差による)を獲得。今年は日産独自の「アドバンス・スカラシップ」を受けて英国各地を転戦する英国フォーミュラ・ルノー選手権に参戦する。同シリーズは、イタリアのレーシングカーメーカー、タトゥース社製の車体に、ルノーの直列4気筒2000cc市販エンジンを搭載したフォーミュラカーで行われるレース。F3(フォーミュラ3)の一つ下に位置し、FCJと同じ「ミドルフォーミュラ」に分類されるカテゴリーである。

なお、日産・ニスモは2007年シーズンも引き続き、4名の若手ドライバーにスカラシップを提供し、FCJへの参戦もサポートしている。
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