Japanese Drivers' Report
篠塚建次郎が、ダカールラリー壮行会に出席
2005/12/16
Copyright © NISMO
40年間のラリードライバー生活にピリオドをうち、ダカールラリーへの出場を今回限りとする、と発表した篠塚建次郎が、12月16日に東京都内のホテルで行われた「篠塚建次郎ダカールラリーラストラン壮行会」に出席。多くの報道陣、スポンサーら支持者などに囲まれて参戦体制や心境などを語った。

この壮行会の発起人は、元々篠塚がダカールラリーに出場するきっかけを作った俳優の夏木陽介氏。夏木氏の紹介で壇上に上がった篠塚は、次のように話した。
「ラリーを始めてからちょうど40周年なので良い区切りであることと、体力の限界も感じているので、引退することにしました。昨日札幌でも壮行会を開いていただいたのですが、父が篠塚さんの大ファンで”、という言葉を聞いて僕もやっぱり年なんだなと実感しました。今後は自宅のあるパリを中心に、モータースポーツ関連の仕事を続けていきたいと思います」

Copyright © NISMO
篠塚建次郎は、イタリアのテクノスポーツチームから2006年のダカールラリーに出場する。テクノスポーツは、日産車でダカールラリーを目指すプライベーターにマシンを用意し、サービスを提供するチームで、篠塚が乗るのは本年発売されたばかりの新型パスファインダー(スペイン日産生産車)である。排気量4リットルのVQ40エンジンを積んだスーパープロダクション(T1)仕様パスファインダーは、11月にシェイクダウンを完了している。

篠塚は、「40年間のドライバー生活を振り返ると、1997年にダカールラリーを日本人で初めて総合優勝できたことが一番嬉しかったことです。一方、最近の3年間がリタイヤの連続だったので、それが最も悔やまれることです。今回はラストランなので、頑張りすぎないように心がけ、ラリーを楽しみながらダカールのラックローズに到着することを最大の目標にします。ダカールは僕の人生そのものです。ライフワークにしているダカールの小学校への文房具寄贈は、引退してからも続けていきたいと思います」と語った。

写真が発表された篠塚車の新型パスファインダーには、「源吉兆庵」のロゴが貼られている。これは岡山の老舗の和菓子舗で、篠塚のダカール挑戦に賛同するメインスポンサーである。壮行会に出席した同社代表の方から篠塚に花束が贈られたほか、篠塚の友人でジャズプレイヤーの渡辺貞夫氏がサックス演奏を披露。ダカールラリーの日本人パイオニアとして、篠塚が各界から多くの支持を集めていることが印象的であった。


ニッサン・パスファインダー 2006ダカール仕様(テクノスポーツ)

全幅1950mm
全長4740mm
ホイールベース2850mm
エンジン3985cc V型6気筒(VQ40DE改)
最大出力288hp/5000rpm
最大トルク49Kg-m/3500rpm
最高速183km/h
駆動方式4WD
トランスミッション形式6速シーケンシャル+後退1速
サスペンション独立懸架
ブレーキ(前・後)4ピストンキャリパー φ320mmベンチレーテッドディスク
燃料タンク520リットル
ホイールアルミ製 OZ 6.4 x 16
タイヤBFグッドリッチ 18-80-16
総重量1880kg