FCJ Formula Challenge Japan

Round5 SUZUKA CIRCUIT

雨に翻弄された大荒れのレースで千代が自己最高の6位入賞

5月19日 ツインリンクもてぎ
鈴鹿、富士と日本を代表するサーキットでの2ラウンドを終え、フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)の第3ラウンドがツインリンクもてぎで開催された。

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ここは前半区間が「ストップ・アンド・ゴー」と呼ばれ、後半にも下りのタイトなコーナーがあるなど、ブレーキング勝負のコース。直前の合同テストはウェット、ドライの両コンディションで行われ、NISSAN DRIVERS DEVELOPMENT PROGRAM(NDDP)のドライバーたちはコロコロと変わる状況の中、27人の中で中団のタイムを保持していた。といっても、1秒の中に20人がひしめく僅差のリザルト。予選での上位進出も期待できそうだ。

公式予選(5月19日)
土曜日は朝から雨が降ったり止んだりの微妙な天気となった。FCJ予選の行われる11時40分頃には少しずつ天気も回復し、路面はドライコンディション。1回目のセッションで自己ベストグリッドとなる16位を獲得したのは、事前テストでも調子を上げていた#17黒田吉隆だった。以下、#5千代勝正が20位、#12久保田英夫が24位、#24佐野が27位と続いた。

10分のインターバルをあけての予選2回目では、ほぼ全車が1回目のタイムを上回れずにいたが、その落ち幅が比較的小さかった#5千代が12位、以下、#17黒田が20位、#12久保田が22位、唯一タイムを上げた#24佐野が26位に入った。

第5戦 決勝 (5月19日)
スタート直前にエンジンがストールしてしまった車両があり、フォーメーションラップからやり直しとなった第5戦決勝。スタート進行やり直しの間に強い雨が降り出し、コース上は完全なウェットコンディションとなった。スリックタイヤで全ドライバーが出走していったが、コース上で慌しくレインタイヤに交換する。NDDPの4人のうち、千代、黒田がレインタイヤに交換、久保田と佐野は、ギリギリまで様子を見、スリックタイヤのままスタートした。

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レースは1周減算の11周で争われることになった。スタート直後に雨脚が強まり、レースは1コーナーから大混戦となり、これをうまくすり抜けた#17黒田と#5千代はそれぞれ8位、11位にジャンプアップする。スリックタイヤのままスタートした#24佐野は、他車のアクシデントもあり18位。#12久保田はS字で縁石に乗りコースアウトを喫するが、なんとかコースに復帰するとそのままピットへ戻り、レインタイヤに履き替えて再びレースに戻った。

序盤は、#17黒田と#5千代、そしてその間に1台を含めた3台での7位争いがヒートアップ。タイヤの温まりが遅くペースの上がりきらない#17黒田は後ろからの猛追を必死に抑えていたが、7周目の1コーナーでインを刺される。相手のオーバースピードもあり、2台は軽く接触、#17黒田は半分コースを外れ、そのスキをついて#5千代が単独7位に浮上、#17黒田は8位に後退した。#5千代は最終ラップでもう1台を抜き去り6位フィニッシュ、#17黒田も8位をキープしてレースを終えた。#24佐野は、他のスリックタイヤをチョイスしたドライバーが次々に脱落していく中、11周を走りきり20位でチェッカーを受けた。途中でレインタイヤに交換し追い上げを図った#12久保田は、コースアウトの時間がひびいて、チェッカーは受けたものの規定周回数をクリアすることができず、残念ながら完走扱いとはならなかった。


#5千代勝正(予選20位/決勝6位)
「周りがスリックだったりレインだったりと色々で、タイヤチョイスは最後の最後まで悩みました。スタートはうまく決まって、他のクルマの間をすり抜けてすり抜けて序盤からポジションをぐっと上げることができました。今までは、どんどん前に離されていくレースばかりでしたが、今回はレース中いろいろトライしながら走って、徐々に前に追いついてバトルができ、気持ち的にも楽しいレースができました。もちろん、トップグループとのタイム差はまだまだあるので、今後の課題にしたいです」
(自己評価:3)

#12久保田英夫(予選24位/決勝非完走)
「周りのクルマはタイヤを替えていましたが、このポジションで守りに入ってしまっては何も収穫できないと思い、攻めた結果がスリックタイヤでした。スタートの動き出しは、周りのレインタイヤのクルマよりも良くて、3〜4コーナー辺りまででポジションはグンと上がったんですが、S字で他のクルマに寄せられて、縁石に乗って滑ってコースアウトしてしまいました。なんとか復帰してレインタイヤに履き替えてからも、タイヤの温まるまでに時間が掛かったとはいえ、タイムが全然上げられなかったのが悔しいです」
(自己評価:2)

#17黒田吉隆(予選16位/決勝8位)
「1列目のクルマがスリックのままだったのを見て、正直悩みましたけど、メカニックとも相談してレインに決めました。結果的にはそれで正解でした。周りの混乱もありましたけど、今回はスタートが決まって1周目からポジションを上げられました。ただ、気持ちが躊躇していた分タイヤも温まりにくい走りで、タイムが上がっていかなかったのが反省しなきゃと思っています。ミスもあって2号車に1コーナーでイン側に入られてしまいました。抜かれるまではいきませんでしたが、接触して向こうがコースアウト、僕自身も半分コースアウトしてその間に千代選手に抜かれてしまいました」
(自己評価:2)

#24佐野夏澄(予選27位/決勝20位)
「グリッドにいるときは雨もそんなに降っていなかったので、走っている間にラインだけでも乾くだろうと思って、スリックのままで行きました。でも、スタートして1コーナーに入った瞬間に雨が強くなって、『どうしようか』と思いました。ピットに入ってレインタイヤに替えることも考えましたが、ピットにとどまる時間を考えると、このまま走ったほうが周回遅れにもならずにいけると考えて、そのまま走りきりました。結果的にはレインに変えて走ったほうが良かったかもしれませんが、スリックで走りきったことで周りとは違う収穫が得られたと思います」
(自己評価:2)

RACE RESULT

Round 5 MOTEGI - Saturday, 19 May, 2007

Pos Car Driver Time / Diff
1 スリーボンド FCJ 栗原 正之 23'47"971
2 avex FTRS FCJ 坂本 雄也 23'55"102
3 SRS-F 5ZIGEN FCJ 田中 誠也 23'58"518
4 Aプロジェクト FTRS FCJ 国本 雄資 24'08"820
5 FTRS 千葉トヨタ FCJ 花岡 翔太 24'12"872
6 NISSAN DDP FCJ 千代 勝正 24'13"868
7 DHG M4 SS FCJ 和田 浩二 24'15"197
8 NISSAN DDP FCJ 黒田 吉隆 24'17"468
9 SSプラン FCJ 八重樫 啓太 24'19"737
10 第一高等学院 神戸MS FCJ 太田 大輔 24'28"011
20 NISSAN DDP FCJ 佐野 夏澄 25'12"669
- NISSAN DDP FCJ 久保田 英夫 -3Laps