FCJ Formula Challenge Japan

Round9 SUZUKA CIRCUIT

徐々に乾く難コンディションに、それぞれが苦戦

7月7日 鈴鹿サーキット
今年は全9ラウンド(18戦)で争われるフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)。その前半戦の締めくくりとも言うべき第5ラウンドが7月7〜8日に開幕戦以来となる鈴鹿サーキットで行われた。既に4ラウンド(8戦)を戦い自分がどう強くなってきたのかを計るには絶好のシチュエーションというわけだ。前回までと同様、木曜・金曜と合同テストが行われ、NISSAN DRIVERS DEVELOPMENT PROGRAM(NDDP)の面々も走りこみを重ねた。


公式予選(7月7日)
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土曜日に行われた公式予選は、前日夜に降った雨の影響で路面はウェットコンディションとなった。15分という短い時間に一つでも上のグリッドを獲得しようと、路面温度が低くタイヤが十分に温まらないうちにアタックを掛けるドライバーたちが、次々にコースアウトしていく。#12久保田英夫と#17黒田吉隆も、それぞれヘアピンコーナーと逆バンクでコースアウト、満足な結果を出せずにセッションを終えた。唯一セッションを走りきった#24佐野夏澄も、「(タイヤの)内圧の判断を間違え、アクセルが十分に踏めるクルマにできなかった」と、20位スタートとなった。#17黒田は15位、#12久保田は黄旗掲示区間でコースアウトしたため、予選タイムを抹消、レギュレーションにより25位スタートが決定した。なお、ポールポジションはこの鈴鹿でデビューウィンを飾っている#8中嶋大祐が獲得している。

10分間のインターバルを挟み2回目の予選がスタート。雨は既に止んでいたが、路面状態は完全なウェットコンディションのままで、スリックタイヤで賭けに出たドライバーは、ほぼ下位に沈んだ。NDDPでは、「1回目の予選を最後まで走りきらなかった分、タイヤは周りよりも冷えているから、セッションの最初から攻めていった」と言う#12久保田が16位。1回目の失敗をしっかりと生かした#24佐野が24位、#17黒田は21位となった。ポールポジションは、#10坂本雄也が今季初めて獲得した。

第9戦 決勝 (7月7日)
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13時45分、第9戦の決勝がスタートした。午前中に降っていた雨は止み、他のカテゴリーが走っている間に走行ライン上は乾いてきた。走行ラインであるアウト側グリッドの#17黒田、#12久保田は乾いた路面でのスタートだったが、イン側からスタートする#24佐野は少し濡れた路面でのスタート。それも少々影響し、#24佐野はスタートでエンジンストールしかけて大きく順位を落とした。「周囲では一番うまくスタートが切れた」と言う#12久保田はオープニングラップを終えて2つポジションをアップ。その後も着実に順位を上げて5周目には19位にまで浮上した。しかし5周目のシケインに前後の車と3台並んで入りコースアウト、グラベルにつかまりストップした。なんとか復帰したものの、コースアウトの影響でマシンのペースが上がらない。結局3周遅れでチェッカーを受けたが、残念ながら完走扱いとはならなかった。

スタートでポジションを落とした#24佐野は、そこから必死で前に喰らいつく走りを見せたが、10周目第2コーナーの前方で起こったアクシデントを避けようとして一旦コースアウト。これで前車との差を大きく広げることになり、24位でレースを終えた。まずまずのスタートを決めた#17黒田は、スタートから中盤まではペースが上がらず苦しい展開となっていたが、ペースの上がってきた中盤以降は安定したペースでラップを重ね、予選順位と同じ15位でチェッカーを受けた。なお優勝は、ポールスタートの#8中嶋大祐がポールtoウィンで3勝目を挙げている。



#12久保田英夫(予選25位/決勝非完走)
「6周目に入るシケインで、前の車との差が詰まったので抜こうとして並びかけたときに、後ろからも1台きたので3台が並ぶ格好になってしまいました。うまく自分の位置をキープできずにコースアウトしてしまいましたが、そのときに砂利を噛んでしまって、マシンの調子がおかしくなってしまい、その後は全然ペースを上げられませんでした」
(自己評価:1)

#17黒田吉隆(予選15位/決勝15位)
「予選でレインタイヤを使ったので、レースはニュータイヤでのスタートになったんですが、路面のコンディションも影響しているのか、そのニュータイヤでのタイムが良くなくて、前半はすごく大変でした。ある程度レースが進んだ中盤ぐらいからはペースが上がったんですが、それでもトップグループとラップタイムを比べたら大きな差がありましたから、その差をしっかり詰められるように頑張ります」
(自己評価:1)

#24佐野夏澄(予選20位/決勝24位)
「ストップしなかったからまだ良かったですけど、(スタートは)完全にミスしてしまいました。10周目は、前の方でアクシデントがあったのを避けてコースに出てしまったという感じです。他のマシンはうまくコース上で避けたんですが。今回は、自分の現時点での力を100%出せないままでレースが終わってしまい、それが一番悔しいです。第10戦は何とか挽回して、何かひとつでも収穫したいと思います」
(自己評価:1)

RACE RESULT

Round 9 SUZUKA - Saturday, 7 July, 2007

Pos Car Driver Time / Diff
1 SRS-F スカラシップ FCJ 中嶋 大祐 25'12"504
2 avex FTRS FCJ 坂本 雄也 25'15"070
3 SRS-F 5ZIGEN FCJ 田中 誠也 25'16"005
4 Aプロジェクト FTRS FCJ 国本 京佑 25'16"816
5 SRS-F スカラシップ FCJ 小林 崇志 25'17"894
6 FTRS カルミネ FCJ ケイ コッツォリーノ 25'20"905
7 TDP スカラシップ FCJ 井口 卓人 25'21"380
8 SRS-F ARTA FCJ 山本 尚貴 25'21"773
9 FTRS スカラシップ FCJ 山内 英輝 25'22"000
10 ウィンズ MOTUL FCJ 大森 弥 25'22"940
15 NISSAN DDP FCJ 黒田 吉隆 25'33"022
24 NISSAN DDP FCJ 佐野 夏澄 25'55"526
- NISSAN DDP FCJ 久保田 英夫 -3Laps