FCJ Formula Challenge Japan

Round10 SUZUKA CIRCUIT

最後に粘りを見せた久保田が久々のポイント獲得

第10戦 決勝 (7月8日) 
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土曜日までの不安定な天候から一転、日曜日は快晴となった。夏らしく肌を刺すような日差しの中、第10戦の決勝レースがスタートした。好スタートを決めたものの中盤グループの混雑に引っかかった#17黒田は、ひとつポジションを下げた形でオープニングラップを終えた。2周目に入る直前のシケインでスピンしたマシンがあり、それを避けようとラインを変えた#17黒田は、減速し切れなかった後方のマシンに追突されてしまった。マシンにダメージを追いスローダウンしながらも何とか1周回ってピットに戻ってきたが、再スタートはならずリタイアとなった。

「昨日に比べたらまずまずのスタートだった」と言う#24佐野は、序盤の数ラップはペース良くポジションを上げていったが、タイヤを消耗してきた中盤からタイムが上がらなくなってきた。それまでは、どんどんと前のマシンを追い詰めていたのだが、10周を過ぎたあたりから差が縮まらなくなり、最後の2周は差を詰めたものの追い越すまでには至らず21位でゴールした。

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前日のレースを満足に走りきれなかった#12久保田は、この日は打って変わって好スタートを決めると次々にポジションアップ。まずはスタートで3台をかわすと、ヘアピンコーナー、シケインで1台ずつをパス、オープニングラップを11位で戻ってきた。3周目にひとつポジションを落としたもののすぐにポジションを戻し、5周目には1台をパスして10位に浮上。さらに他車のミスもあって、久々にシングルポジションを走行することになる。しかし、#24佐野同様にレース後半のペースが上がらない。6周ほど粘って後ろを抑えていたが、16周目に1台にかわされ10位に。最終ラップでも後ろのマシンに猛追を受けていたが、最後の最後で踏ん張り10位を死守。第3戦以来のポイント獲得となった。優勝は、ポールtoウィンで#10坂本雄也が初優勝を遂げている。

なお、全18戦で争われる今シーズンのフォーミュラチャレンジ・ジャパンは今ラウンドで折り返しを迎えた。レギュレーションにより、ドライバーたちは乗っていたマシンをシャッフル、メンテナンスガレージも変わり、次戦からはそれぞれが新しい環境の中でレースを進めることになる。


#12久保田英夫(予選16位/決勝10位)
「今回はタイヤの内圧を高めに設定してあったので、序盤はすごくペースが良かったです。でもタイヤを結構使ってしまっていたので、中盤ぐらいからクルマのアンダーステアが強くなってきて、ペースが上がらなくなってきました。終盤で3台のダンゴ状態で走っていた時が一番タイヤの状態がひどく、1つポジションを落としてしまいました。抜かれたくない、抑えきりたいという気持ちもありましたが、それ以上に(ライバルの姿が)ミラーに映り迫ってくるのが分かったときに精神的に弱くなったのが、今回の反省点です。落ち着いてタイヤマネージメントにも頭を使えるように、強気でレースできるように頑張ります」
(自己評価:2)

#17黒田吉隆(予選21位/決勝非完走)
「スタートは悪くありませんでしたが、前が詰まってペースを落としたときに、失敗して(エンジンマネージメントの)ペナルティを受けてしまいました。それで失速してストレートでポジションを落としてしまったんです。その後も、後ろについたマシンは抑えていましたが、シケインで数台絡んだアクシデントに巻き込まれた形で、追突されて終わりました。『大丈夫かな』と思っていたのですが、1コーナーを回った辺りでマシンの動きがおかしくなって、なんとかピットに戻ってこられましたけど、レースには戻れませんでした。自分のミスで、アクシデントの起きそうな位置まで下がってしまったからこういう結果になったのだし、もう(シリーズも)半分しか残ってないですが、頑張るしかありません」
(自己評価:1)

#24佐野夏澄(予選24位/決勝21位)
「スタートしてから、序盤は淡々と前に追いついていったんですが、途中からフロントのアンダーステアが出てきて、曲がらなくなっちゃって。最初に集団を抜いてから(前にいた)1号車とは結構差があったんですが、トントンと差は詰まっていきました。アンダーステアが強くなってきてからは、前との間隔が詰まらなくなって、最後の3、4ラップでは前のクルマのスリップストリームに入るとグッと詰まるんですけど、抜けるようなところまではいけなかったです。いろいろ試しながら走りましたがダメでした。多分、エア圧が高かったんだと思います。シリーズは半分が終わってしまいましたが、気持ちを切り替えて、最終戦まで自分の技術だとか気持ちだとか、流れをいい方向に持っていけるように勉強したいと思います」
(自己評価:2)

RACE RESULT

Round 10 SUZUKA - Sunday, 8 July, 2007

Pos Car Driver Time / Diff
1 avex FTRS FCJ 坂本 雄也 35'55"277
2 SRS-F 5ZIGEN FCJ 田中 誠也 35'55"888
3 SRS-F ARTA FCJ 山本 尚貴 35'57"036
4 SRS-F スカラシップ FCJ 中嶋 大祐 36'03"463
5 スリーボンド FCJ 栗原 正之 36'04"673
6 FTRS スカラシップ FCJ 山内 英輝 36'05"318
7 ウィンズ MOTUL FCJ 大森 弥 36'08"195
8 FTRS カルミネ FCJ ケイ・コッツォリーノ 36'15"264
9 TDP スカラシップ FCJ 窪田 善文 36'17"996
10 NISSAN DDP FCJ 久保田 英夫 36'18"862
21 NISSAN DDP FCJ 佐野 夏澄 36'44"743
- NISSAN DDP FCJ 黒田 吉隆 -14Laps