FCJ Formula Challenge Japan

Round13 SPORTSLAND SUGO

SUGO経験者の黒田吉隆が自身2度目の8位入賞

9月15日 スポーツランドSUGO
昼間の日差しは強いものの、日が陰ると秋らしい風の吹くスポーツランドSUGOにおいて、9月15〜16日、フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)の第7ラウンドが開催された。FCJがここSUGOで開催されるのは今回が初めて。SUGOを走るのも初めてというドライバーも多かった。NISSAN DRIVERS DEVELOPMENT PROGRAM(NDDP)の#12久保田英夫、#24佐野夏澄も同様で、木曜・金曜に行われた公式テストは、まずはコースに慣れるための走り込みから始まった。一方、山形県出身の#17黒田吉隆は、ここが地元サーキット。木曜の走り始めこそ中団タイムに甘んじたが、金曜日1回目のセッションではトップ10のタイムをマーク。開始早々に、マシントラブルにより右リアタイヤがパンクするというハプニングに見舞われたが、「他はすべて順調」と、総合でも自己ベストの8位タイムをマークしていた。


公式予選(9月15日)
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SUGOは全長3.704kmと比較的短く、またコース幅も狭いので、オーバーテイクの難しいコース。したがって予選グリッドが重要で、各ドライバーがわれ先にとピットを飛び出していく。NDDPの面々も、まずは#24佐野がタイムアタックに入り、少し間をあけて#12久保田がアタック。数は少ないとはいえ唯一SUGOの経験のある#17黒田は「焦って先を急ぐよりも、自分のペースを守りたい」と、最後にピットを出て行った。それが功を奏し、計測2周目でトップ10内に食い込んできた。さらにタイムを詰めていこうという矢先に、最終コーナーで大クラッシュが発生。開始6分のところで赤旗中断となった。約15分後、残り時間9分で走行が再開されると、再び激しいタイムアタックが始まる。#17黒田は計測2周目からテンポ良くタイムアップ、最終的に自己ベストとなる11位でセッションを終えた。「ブレーキングで詰めるべきところを詰められなかった」と言う#12久保田は20位、#24佐野は24位だった。ポールポジションは、前戦富士で初優勝を遂げている#23国本雄資が獲得している。

10分のインターバルを置いて、2回目の予選がスタート。1回目の時には若干霧が出ていたが、この時点では霧も晴れ、気温28℃、路面温度34℃で比較的蒸し暑いコンディションとなっていた。前のセッションでは#17黒田と同じような作戦を取って、前との間隔をあけてコースに入っていった#12久保田だったが、今回は比較的早めにコースイン。1周でも多く回ってタイムを上げようということだった#12久保田は計測3周目で6位タイムをマーク。再度アタックを掛けていた5周目にはコースアウトし、最終的に7位となった。#24佐野は24位。1回目と同じように最後にピットを出て行った#17黒田は、アタック中に赤旗が掲示され、18位となった。ポールポジションは2戦連続で#23国本雄資が獲得した。

第13戦 決勝 (9月15日)

第15戦決勝のスタートは、15日の14時10分。雲ひとつなく晴れた空からは強い日差しが降り注ぎ、気温は30℃、路面温度は39℃まで上昇していた。ポールポジションのマシンが絶妙な動き出しでスタートから後続を一気に突き放し、2位以下は大きな集団を作りレースがスタート。
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しかし、スタート直後のヘアピンカーブを抜けたところで、中団グループの中の1台がスピンしたことによる多重クラッシュが発生した。これで1周を終えることなくマシンをストップさせたのは4台。その中には、NDDPの久保田の姿も。目の前でスピンされたマシンを避けきることができず、ぶつかってしまったのだった。

事故処理のためにセーフティカーが導入されたが、この時点で#17黒田は2つポジションを上げて9位、#24佐野も21位にポジションを上げていた。4周のセーフティカーランを終えて、6周目にはレース再開。このとき#17黒田は前のマシンとの8位争いを展開した。一時はその差をコンマ2秒にまで詰めたが、10周目に抜きつ抜かれつのバトルを見せたあとは、徐々に離されていった。後ろとは大きな差があったので、レース終盤は他のマシンの自滅もあり8位の単独走行になりそのままチェッカー。自身2度目の8位入賞を果たした。スタート直後の大クラッシュを回避し21位に上がった#24佐野は、その後最終ラップまで激しいバトルを展開した。最終ラップには一旦相手がコースを飛び出し前に出られたものの、その後再び抜き返され18位でレースを終えた。優勝は、ポールポジションからスタートした#23国本雄資が獲得した。



#12久保田英夫(予選20位/決勝リタイア)
「スタートは上手く切れて、前の混乱もあったせいかポジションは上げられていたと思います。ちょうど目の前のクルマがスピンしていって、僕の目の前はクリアでした。でも、スピンしたマシンが別のマシンと当たって、僕の前に戻ってきて当たってしまいました。1周もせずにレースが終わってしまったのは何ともいえませんが、これが明日じゃなくて良かったかなと。明日は7番手からのスタートだし、タイヤも、他のドライバーに比べて使っていない分有利に働くでしょうし、明日頑張ります」
(自己評価:1)

#17黒田吉隆(予選11位/決勝8位)
「序盤数周は前のクルマについていけて、馬の背でインに並ぶことができました。若干幅寄せして前に出ようとしましたが、フェアなレースをしなくちゃと思って、クルマ1台分ぐらいはラインを空けていたんです。そのまま並んで入った次のコーナーは僕がアウト側になるんですが、そこでラインがなくなってしまって外に出るしかありませんでした。それでもコースに戻ってきたときには、(相手が)まだ目の前にいたので何とか前を狙っていましたが、バックストレートから馬の背に入ったところでブレーキをロックさせてしまい、また外に出てしまって……。戻って来た時にはもうギャップができていて、そのまま単独8位という感じです。そういったミスがなければ前に出られたと思うと、納得のできるレースにはできませんでした」
(自己評価:2)

#24佐野夏澄(予選25位/決勝18位)
「最後尾に近いグリッドでは、上り坂ということもあってシグナルは良く見えなかったんです。目の前のクルマがストールしていて、それを見てソロソロと出た感じです。1つ前のクルマとはずっと争っていて、最終ラップで相手がオーバーランしたところで一旦前に出ることができたんですが、相手と並走状態になって最後には抜き返されてしまいました」
(自己評価:1)

RACE RESULT

Round 13 SUGO - Saturday, 15 September, 2007

Pos Car Driver Time / Diff
1 Aプロジェクト FTRS FCJ 国本 雄資 29'52"569
2 穴吹工務店 四変テック FCJ 糸田川 和亮 29'55"620
3 SSプラン FCJ 八重樫 啓太 29'56"041
4 FTRS スカラシップ FCJ 松井 孝充 29'56"677
5 avex FTRS FCJ 坂本 雄也 29'57"200
6 DHG M4 SS FCJ 和田 浩二 29'58"772
7 TDP スカラシップ FCJ 山内 英輝 29'59"189
8 NISSAN DDP FCJ 黒田 吉隆 30'02"202
9 スリーボンド FCJ 栗原 正之 30'05"034
10 A-PROJECT FCJ 李 康太 30'06"168
18 NISSAN DDP FCJ 佐野 夏澄 30'29"724
- NISSAN DDP FCJ 久保田 英夫 -