Formula Renault UK 2007

Round7&8 CROFT 2007.06.01 fri. - 06.03 sun.

山本龍司、第7戦前半で見せ場を作るも終盤にリタイア、第8戦は不出場

2007年6月2-3日、英国クロフト・サーキット

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英フォーミュラ・ルノー選手権は、イングランド北東部のクロフト・サーキットで第7戦・第8戦が開催され、同選手権に出場している山本龍司は、第7戦にスピンを喫し他車と接触してリタイア。この際にマシンにダメージを受けたため、第8戦には出場できなかった。

クロフトはブーメランのような形をした1周3.390kmのフラットなコースで、タイトなコーナーや90度ターンも設けられたサーキット。天候はおおむね晴れで、朝晩こそ冷えるものの昼間の気温は20〜25℃に達した。
予選は2日に20分のセッションが1回のみ行われ、ベストラップで第7戦のグリッド、セカンドベストラップで第8戦のグリッドが決まる。山本は18台が出走した予選でトップから0秒874遅れの1分18秒050で12位につけ、これが第7戦のグリッドとなった。またセカンドベストは1分18秒074で8位となり、こちらでは上位入賞の期待がかかった。

2日の夕方に行われた第7戦は、15周レース。スタートもまずまず決まりポジションキープで1コーナーへ。1周目にひとつ、さらに3周目にもひとつポジションを上げて7位争いのグループに加わった山本は、さらに9位へポジションアップ。
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5周目には8位に上がり#34アドリアーノ・ブザイドとバトルを展開しスタンドを沸かせた。#34ブザイドのペースは鈍くここに後続が追いつき、9台によるグループが形成された。何度も仕掛けた山本だったがブロックも厳しく、8周目にようやく7位に上がったときには、既に6位とは距離が離れていた。

ここでタイムアップを図った山本だったが、10周目の1コーナーでオーバースピードのためにコースアウト、再び8位にポジションを下げることになった。再び8台による7位争いのグループでチャンスをうかがっていたが、12周目の90度コーナーで単独スピン。ここへ後続が避けきれずに追突してコース上でストップしたまま動けず、赤旗が掲出されてレースは終了となった。レース後に車両をチェックしたところ、モノコックにひびが入っていることが判明、現地での修復は不可能ということで、翌3日に開催される第8戦への出場はかなわず。山本にとっては悔しい週末を過ごすことになった。

山本龍司
「今回の前半はいいレースができたと思います。7位に上がった時点で前との距離が離れていたので、追いつくのは無理でも、タイムアップしてアピールしようとして焦ったのか、オーバースピードで1コーナーでコースアウトをしてしまいました。第8戦に出られないのは自分で招いた結果なので悔しいですが、次のレースではもっと上を目指していいレースを展開したいと思います」

ニッサン・ドライバーズ・デベロッピング・プログラム(NISSAN D.D.P.)

2006年、日産、トヨタ、ホンダの3メーカーが「世界に通用する若手ドライバーの育成」を目標に、新しいフォーミュラカー(F1に代表される単座のレーシングカー)シリーズであるフォーミュラ・チャレンジ・ジャパン(FCJ)を立ち上げた。同時に、日産も他の2メーカーと同様、数名のドライバーに対してスカラシップ・プログラムを実施。2006年シーズンは4名のドライバーに参戦サポートを行った。

その中で、山本はチャンピオンと同ポイントの総合2位(優勝回数の差による)を獲得。今年は日産独自の「アドバンス・スカラシップ」を受けて英国各地を転戦する英国フォーミュラ・ルノー選手権に参戦する。同シリーズは、イタリアのレーシングカーメーカー、タトゥース社製の車体に、ルノーの直列4気筒2000cc市販エンジンを搭載したフォーミュラカーで行われるレース。F3(フォーミュラ3)の一つ下に位置し、FCJと同じ「ミドルフォーミュラ」に分類されるカテゴリーである。

なお、日産・ニスモは2007年シーズンも引き続き、4名の若手ドライバーにスカラシップを提供し、FCJへの参戦もサポートしている。