Formula Renault UK 2007

Round13&14 SNETTERTON 2007.07.27 fri. - 07.29 sun.

山本龍司が2戦連続シングル入賞

2007年7月27-29日、英国スネッタトン・サーキット

Copyright © Jakob Ebrey Photography 
フォーミュラ・ルノー英国選手権の第13戦、第14戦が英国北東部のスネッタトン・サーキットで開催された。日産・ニスモのスカラシップを受けて参戦する山本龍司は、28日午前に行われた第13戦で予選14位から安定した走りで順位を上げ、9位に入賞。同日午後の第14戦では、同じく14位からスタートし、7台抜きの快走をみせ7位でゴールした。

スネッタトンはロンドンから北東に約300km、ノーリッジ近郊に位置する1周3.123kmのサーキット。2本のロングストレートを高速コーナーでつなぎ、最高速も240km/hに達するハイスピードコースであるが、トリッキーなシケインも2箇所設けられブレーキング時の度胸とコーナーリングの技術が試される。過去にはロータスF1チームが開発拠点として使用していたり、現在でも英国スーパーバイク選手権や英国ツーリングカー選手権、英国F3選手権などのレースが開催されている歴史と伝統のあるサーキットである。

28日午前から始まった練習走行で攻略の鍵をつかみ、順調にタイムを縮めていった山本だったが、ニュータイヤでのタイムアタックがうまくまとめられず予選は両レースとも14位という結果に終わった。

午前11時に第13戦がスタート。ポールポジションのカーナンバー2、チームメイトのディーン・スミス(英国)がエンジンストールし、15位まで順位を落とす。一方、山本は順調なスタートを切り、13位で第1コーナーへ。8周目に後方から追い上げてきたスミスに先行を許すも、10周目に前を行く#6ジェレミー・メットカーフ(英国)を抜き、11周目には#2スミスを再びパスして12位に上がる。その後も順調に周回を重ね、17周目に#9ジョーダン・オークス(英国)を
Copyright © Jakob Ebrey Photography 
かわしたところで4位争いをしていた#22アレクサンダー・シムズ(英国)と#4リキ・クリストドウロウ(英国)が接触、リタイアとなり9位でチェッカーを受けた。

午後4時からの第14戦では、山本がスタートダッシュを決め第1コーナーまでに4台をパス。さらに#4クリストドウロウが第4コーナーで押し出されてコースアウトする隙をついて9位まで順位を上げる。6周目には前を走る#34アドリアーノ・ブザイド(ブラジル)が強引な追い越しをかけてコースアウトし、8位にポジションアップ。徐々に#7クリス・ホームズ(英国)との差を縮めてゆき、9周目にサイドバイサイドのバトルの末、第3コーナーでパスして7位となる。その後はベストラップタイムを毎周更新する安定した走りで18周を走りきった。


ニスモ・海老沢宏マネージャー
「第2レースでは、5位のベストラップタイムが出せました。レース後の表情もこれまでになく自信に溢れていたし、次回への意気込みも以前とは違うものを感じました。次回は、さらに良い結果が期待できそうです」


山本龍司
「とにかく予選がすべてです。レースでは、(フォーミュラルノー英国選手権)3年目のドライバー達を抜くこともできているし、最近ではスタートを失敗することもなくなりました。予選のアタックでも、極端に遅い区間は無くなりました。ただ、こちら(英国)では予選の20分間で練習走行でも出したことのない『ここ一発』の走りができないと上位スタートは難しいことが分かりました。次は、すべてを完璧に出し切った上に、最後の一押しで予選を頑張り4列目以上からのスタートで上位入賞を狙います」

ニッサン・ドライバーズ・デベロッピング・プログラム(NISSAN D.D.P.)

2006年、日産、トヨタ、ホンダの3メーカーが「世界に通用する若手ドライバーの育成」を目標に、新しいフォーミュラカー(F1に代表される単座のレーシングカー)シリーズであるフォーミュラ・チャレンジ・ジャパン(FCJ)を立ち上げた。同時に、日産も他の2メーカーと同様、数名のドライバーに対してスカラシップ・プログラムを実施。2006年シーズンは4名のドライバーに参戦サポートを行った。

その中で、山本はチャンピオンと同ポイントの総合2位(優勝回数の差による)を獲得。今年は日産独自の「アドバンス・スカラシップ」を受けて英国各地を転戦する英国フォーミュラ・ルノー選手権に参戦する。同シリーズは、イタリアのレーシングカーメーカー、タトゥース社製の車体に、ルノーの直列4気筒2000cc市販エンジンを搭載したフォーミュラカーで行われるレース。F3(フォーミュラ3)の一つ下に位置し、FCJと同じ「ミドルフォーミュラ」に分類されるカテゴリーである。

なお、日産・ニスモは2007年シーズンも引き続き、4名の若手ドライバーにスカラシップを提供し、FCJへの参戦もサポートしている。