Formula Renault UK 2007

Round17&18 DONINGTON PARK 2007.09.08 sat. - 09.09 sun

山本龍司、2回目のドニントンで追い上げを見せる

2007年9月8-9日、英国ドニントンパーク・サーキット

フォーミュラ・ルノー英国選手権の第17戦、第18戦が英国中部のドニントンパーク・サーキットで開催され、21台の車両が参加した。日産・ニスモのスカラシップを受けて参戦する山本龍司は、9日午前に行われた第17戦では、予選18位からスタートして14位でゴール。同日午後の第18戦では、19位からスタートし8つポジションを上げた11位でチェッカー。決勝レースでは確実にポジションアップを果たしている。

Copyright © Jakob Ebrey Photography 
7月の第11戦、第12戦以来、2回目の開催となるドニントンパーク。通常英国ツーリングカー選手権(BTCC)と共に各地を転戦しているFR英国選手権だが、今回はワールドシリーズbyルノー、フォーミュラ・ルノーユーロカップなどと共にドニントンパークのインターナショナルコース(F1GPが行われたフルコース)、1周4.023kmにおいて開催された。インターナショナルコースは、前回のナショナルコースの終盤にストレート2本を追加したもので、途中にタイトなシケイン、2つのヘアピンが設けられている。

8日午後に行われた予選は20分間。ベストラップで第17戦のグリッド、セカンドベストで第18戦のグリッドが決定される。今回のレースウィークは5日に練習走行が3本行われ、6〜7日は走行なし。5日の練習走行1本目で小石を拾いエンジンにダメージを受けエンジン交換となった山本は、残る2本を走れず一発予選に臨んだが、18位、19位と不本意な結果となった。

9日は曇りでドライコンディション。気温は18℃とすっかり秋の気候となっている。第17戦は朝9時に12周レースとしてスタートした。1周目に中段の2台が接触で脱落、山本はシケインで#26塙翔(日本)にかわされ17位で1周を終えた。しかし4周目の裏ストレートで#26塙を抜き返すと、6周目のヘアピンで#21ライアン・ボースウィック(英国)をかわして15位へ。終盤の10周目に前を行く車両がリタイアとなり14位でゴールとなった。

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夕方に15周レースとして行われた第18戦も午前同様のコンディション。オープニングラップのオールドヘアピン(1コーナー、S字を過ぎた右コーナー)で前の車両に追突し複数車両によるクラッシュとなった。この混乱を何とかかいくぐった山本は15位へポジションを上げた。ここから4周終了まで車両排除のためにセーフティカーが導入。セーフティカーが離れてレース再開となった5周目のオールドヘアピンで、接触でのダメージが影響した山本はコースアウトを喫し最後尾の17位までポジションダウンしてしまった。6周目に16位へポジションを上げた山本は、翌周に#26塙を抜き15位へ。さらに他車両の脱落もあり10周目には13位。さらに14周目に#32リチャード・キーン(英国)をかわすが次の最終ラップで抜き返された。しかし山本は#35クリス・ローン(英国)をかわして11位でフィニッシュ。結果的には8台抜きというレースで、ベストラップは9位とまずまずの成績を残した。

山本龍司
「今回は練習走行のあった水曜日にエンジンが壊れてつまずきました。しかし走れないにしろ結果は必要だったわけで、毎回『追い上げました』という内容ばかりです。自分なりには成長しているとは思いますが、1年間通して同じパターンの繰り返しです。今回はユーロカップの選手たちの走りを見ましたが、英国シリーズでは見られないような走りをする選手が発見でき、参考になりました。来週はフランス選手権に遠征なので、気分転換をして最終戦のスラックストンに臨みたいと思います。テストでは(タイムは)悪くなかったし、練習走行なしでいきなり予選となります。走り始めからリズムに乗り、これまでとは違うパターンの走りを見せたいと思います」

ニッサン・ドライバーズ・デベロッピング・プログラム(NISSAN D.D.P.)

2006年、日産、トヨタ、ホンダの3メーカーが「世界に通用する若手ドライバーの育成」を目標に、新しいフォーミュラカー(F1に代表される単座のレーシングカー)シリーズであるフォーミュラ・チャレンジ・ジャパン(FCJ)を立ち上げた。同時に、日産も他の2メーカーと同様、数名のドライバーに対してスカラシップ・プログラムを実施。2006年シーズンは4名のドライバーに参戦サポートを行った。

その中で、山本はチャンピオンと同ポイントの総合2位(優勝回数の差による)を獲得。今年は日産独自の「アドバンス・スカラシップ」を受けて英国各地を転戦する英国フォーミュラ・ルノー選手権に参戦する。同シリーズは、イタリアのレーシングカーメーカー、タトゥース社製の車体に、ルノーの直列4気筒2000cc市販エンジンを搭載したフォーミュラカーで行われるレース。F3(フォーミュラ3)の一つ下に位置し、FCJと同じ「ミドルフォーミュラ」に分類されるカテゴリーである。

なお、日産・ニスモは2007年シーズンも引き続き、4名の若手ドライバーにスカラシップを提供し、FCJへの参戦もサポートしている。