
2005年クロスカントリーラリー・ワールドカップ第3戦「ORPIモロッコラリー2005」は5月25日、アガディアからオウド・チェビカ間でレグ1が行われ、日産フランス・ドスードチームは快調なスタートを見せた。ブノワ・ルーセルーが両SSでベストタイムをマークし、T2カテゴリー首位に立った。イザベル・パティシエも総合14位につけている。
「ORPIモロッコラリー2005」の競技初日となるレグ1は、アガディアとオウド・チェビカの間に設定された2つの計測区間で構成された。競技者は、ウォーミングアップ代わりとなる最初の43kmのステージでペースをつかみ、続くタンタンまでの180kmステージで本格的な競技走行に挑むこととなった。
この初日を終えたイザベル・パティシエは、マシンとこの日のタイムに大満足。「チュニジア以来、チームは素晴らしい作業を行ってきてくれたわ。マシンの動きは、最高よ。ショックアブソーバーの効果は絶大だし、パスファインダーのバランスもいい。最初のSSは調子をつかむのに絶好のステージだった。ドライビングの勘を取り戻すのにバッチリの距離だったわ。でも、2本目のステージは石が多いエリアもあって、とてもラフだったわ。コースはかなり高速だったけれど、信じられないくらい石の多いセクションだった。一番の危険は、パンク。ラッキーにも、タイヤ交換はせずに済んだわ」

意欲満々のブノワ・ルーセルーはすぐにペースをつかみ、最初の計測区間ではT2カテゴリーのベストタイムをマーク。2本目でもその勢いは衰えず、このステージを見事、総合12位でフィニッシュした。プロダクションカテゴリーで最も僅差のライバルに13分の差をつけている。「最初のスペシャルステージは、ジャッキーとのコンビを合わせるのに最適だった。慎重にドライブしていたので、カテゴリーでのベストタイムをマークしていたのはうれしい誤算だ。2本目も、プッシュはせずにほどよいペースで進んだ。ステージは、壮大だった。海岸に沿った岸壁の上を走っていくんだ。区間によっては、非常にラフだったね。我々は自分達のペースで進み、最後にはシャボーを追い抜いた。パンクはしなかったが、ウィンドスクリーンを交換しなくてはならなかった。バギーが我々を追い抜くときに、大きな石が飛んできたんだ。しかし、深刻なことではない。今日の出来栄えにはハッピーだが、ラリーはまだ始まったばかりだ」
ジャッキー・デュボワはブノアとの初コンビ。経験豊富なプロフェッショナル・ナビゲーター、デュボワは、ルーキーの印象を語った。「ブノワのドライビングはとても素晴らしい。よく集中しているし、マシンのことも非常にいたわっている。彼はこのことをよく理解していると思うし、T2ではそれが成功への秘訣となるのだ。こうした路面での経験は乏しいが、非常にいい感覚をつかんでいる」
アンドレ・ドスードは、今日も笑顔を見せた。ドスードチームの3台(パティシエ、ブノワ、セルゲイ・スコベンコ)は全員揃って、好ポジションにつけた。
「初日の出来には、最高に満足している。ブノワ/ジャッキーの組み合わせは、スタートからいいコンビネーションを見せた。ブノワには才能があるし、ジャッキーのような大御所とコンビを組むことで、実に多くのことを吸収できる。特にレースのリズムやロードブックの正確な読みは貴重だ。若手の起用も、ナビゲーターの能力でその長所が引き出される」

明日、競技ルートはライオウンに向かって南下する。レグの走行距離は426km、うち計測区間は351kmとなる。競技者は、まずオウド・チェビカのテクニカルな60kmに挑む。スムースでドライブのし応えのあるコースだが、ナビゲーション要素もふんだんに含まれている。ここから、昔のダカールのコースであるケアンズ周辺の100kmステージに挑む。かなり高速の区間で、ここではマシンの速さを存分に見せ付けることになるだろう。そこからコースはシディ・ハメド・ラロッシの村に向かって、さらに高度なテクニカルが要求されるようになる。ここからは272kmまで、コースはセケ・エル・ハムラ・オウドを走り続け、高速でサンディになり始め、そこからオウドの海岸を走る変化の多いアップダウンとなる。最後の区間からフィニッシュまでは、比較的に高速なエリア。見応えのある展開が期待できる。