NISSAN MOTORSPORTS

PRESS RELEASE

2008.4.10

2年目の千代が初表彰台と好スタートを切る

−フォーミュラチャレンジ・ジャパン レースレポート−

4月5日 富士スピードウェイ

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3年目のシーズンを迎えたフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)。富士スピードウェイが開幕戦の舞台となった。今シーズンNISSAN DRIVER DEVELOPMENT PROGRAM(NDDP)に選出されたのは、2年目の#18千代勝正(20歳)、フォーミュラトヨタで優勝経験を持つ#19山下雅之(23歳)、国内4輪レースデビューとなる#10佐藤公哉(18歳)、カートから4輪へステップアップした#12佐々木大樹(16歳)の4名。

予選は土曜日に2回続けて行われた。1回目の予選では、千代が最終ラップで1分42秒155と自己ベストグリッドとなる5位を獲得。佐藤はラスト3周で大きくタイムアップ。1分42秒202をマークし7位を獲得した。佐々木は初めての予選に緊張を隠せなかったが、最終ラップで自己ベストタイムを記録し14位。山下は、同一周回に各セクターのベストタイムをまとめきれず18位となった。なお、ポールポジションは松井孝充が獲得した。

10分のインターバルを挟んで2回目の予選がスタート。佐々木は1回目と同じ14位。佐藤は安定してタイムを縮め9位。千代は自己ベストタイムを更新し5位。山下は19位に留まった。ポールポジションは国本雄資が獲得した。


風が強く、肌寒い陽気ではあるが、晴れ/ドライのコンディションで12時55分に第1戦15周の決勝がスタート。「表彰台を狙うにはスタートで前に出るしかない」と話した千代が、シグナルのブラックアウトとともに絶妙なスタートを決めると、2台をパスして3位にポジションアップ。背後にはこちらも7位グリッドから好スタートを決めた佐藤が迫り、2台はテール・トゥ・ノーズ状態に。ダンロップコーナーで佐藤が勝負に出て、一瞬千代の前に出るも、勢いが止まらず若干のオーバーラン。3位千代、4位佐藤の順でオープニングラップを終えた。

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2台の差はわずかで、序盤は接近戦が続いたが、レース中盤にヘアピンで佐藤がミス。これで楽になった千代は、トップ争いの2台を追いかけることに集中した。スタート直後の混戦と序盤のバトルによって、前との差は大きく開いていたものの、レース後半のラップタイムは安定していて上位2台と大きく変わることがない。差は全く広がらなかったが大きく縮まることもなくレースは終了。終盤に佐藤が猛追し少しずつ差を縮めてきたが、順位は変わることなく千代が3位表彰台を初めて獲得した。

「何台か前のマシンを抜いて、最低でもポイント圏内でゴールしたい」と話していた佐々木は、14位からスタート直後の混乱の中で一時7位までポジションアップ。中盤で2つポジションを下げたが、目標としていたポイント圏内の9位でフィニッシュした。山下も18位スタートから4つポジションを上げて14位でレースを終えた。


千代勝正(予選5位/決勝3位)
「やっと表彰台に上がれてホッとしています。絶対にスタートを決めようと思っていましたが、タイミングがバッチリで、狙い通りにできました。佐藤君が後ろに付いたときも、後ろを気にしてミラーばかり見ていると自分の走りに集中することができないので、前だけを見て追いかけることだけを考えました。序盤で大きく差が付いてしまったことが、次戦に向けての課題です。第2戦も5位からのスタートですが、今回と同じようにスタートを決めて、トップグループを追い抜いていけるよう頑張ります」(自己評価:3)

山下雅之(予選18位/決勝14位)
「スタートの順位が悪かったのですが、スタートから1周目で結構ポジションを上げられたと思います。ただ、自分で決めたタイヤの空気圧設定があまり良くなくて、高速コーナーが速くなかった。混戦の中を、うまく先を読んで抜けていけたので最初は順位を上げられたんですが、(レース)中盤ぐらいで目の前にいたクルマは(自分と)同じぐらいのタイムだったのでなかなか抜けませんでした。ミラーに自分のマシンを映したりしてミスを誘ったんですが、結局抜けないままでレースが終わってしまったという感じです」(自己評価:1)

佐藤公哉(予選7位/決勝4位)
「練習ではニュータイヤの履き始めから15分間はベストタイムが出なかったんですが、1回目の予選のときに最終ラップでベストが出ました。最後に渋滞に引っかかってしまったのでタイムアップできなかったのがすごく残念でした。FCJはスリップストリームが効かないので、前に出るチャンスはスタートとオープニングラップだと思っていました。ダンロップコーナーで(千代の)マシンがふらふらしているように見えたので、ここが勝負だと思って前に出ました。結果的には止まれなくて順位は元に戻ってしまいましたが。その後も、中盤にヘアピンでミスしてしまい、そこで大きく離されてからは追いつけませんでした」(自己評価:2)

佐々木大樹(予選14位/決勝9位)
「スタートはまあまあうまくいきました。開幕前のテストで練習した時もうまくいったんですが、それよりもタイミングとか、クラッチのつなぎ方とかはスムーズにできたと思います。初めてのレースでしたが、思ったより周りと勝負しながら走れたので、楽しかったです。ただ、レースという周りに他のマシンがたくさんいる中で、どれだけミスをしないで走っていけるかが、今後の課題になると思ったので、次戦はそれを改善していきたいです」(自己評価:3)
※自己評価は5段階
ニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム(NISSAN D.D.P.)
2006年、日産、トヨタ、ホンダの3メーカーが「世界に通用する若手ドライバーの育成」を目標に、新しいフォーミュラカー(F1に代表される単座のレーシングカー)シリーズであるフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)を立ち上げた。同時に、日産も他の2メーカーと同様、数名のドライバーに対してスカラシップ・プログラムを実施。2006年シーズンは4名のドライバーに参戦サポートを行い、NDDPドライバーの中で最も好成績(シリーズ2位)を収めた山本龍司にアドバンス・スカラシップを授与した。山本は2007年から、英国のフォーミュラ・ルノーに参戦開始。日産・ニスモは2008年シーズンも引き続き、4名の若手ドライバーにスカラシップを提供し、FCJへの参戦もサポートしている。
Formula Challenge Japan Rd.1
Pos Driver Car Lap Time
1 松井 孝充 チームサムライ FTRS FCJ 15 25'42.488
2 国本 雄資 TDPスカラシップFCJ 15 25'42.873
3 千代 勝正 NDDP FCJ 15 25'49.295
4 佐藤 公哉 NDDP FCJ 15 25'50.676
5 小林 崇志 SRS-F スカラシップFCJ 15 25'50.925
6 三浦 和樹 SRS-F スカラシップFCJ 15 25'56.285
7 銘苅  翼 FTRSスカラシップFCJ 15 25'56.844
8 岩崎 祐貴 イワサキインダストリーFCJ 15 25'58.471
9 佐々木 大樹 NDDP FCJ 15 25'59.283
10 中山 雄一 TDPスカラシップFCJ 15 26'02.181
14 山下 雅之 NDDP FCJ 15 26'05.913

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