NISSAN MOTORSPORTS

PRESS RELEASE

2008.5.15

山本龍司、難しいコンディションの中確実にポイントを重ねる

−フォーミュラ・ルノー英国選手権レースレポート−

5月3〜4日 英国ドニントンパークサーキット

 © Jakob Ebrey Photography 
フォーミュラ・ルノー英国選手権、第5戦、第6戦が英国中部のドニントンパークサーキットのナショナルコース(1周3.132km)で開催された。日産自動車株式会社(以下日産)、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(以下ニスモ)のスカラシップを受けて同シリーズに参戦する山本龍司(19)は濡れた路面の難しいコンディションでペースが上がらない中、粘り強い走りで8位に入賞、確実にポイントを獲得した。なお、同日行われた第1レースではアクシデントに遭い今季初のリタイアを喫した。

3日(土)、晴天の下で行われた第1レースの予選では、クルマのバランスが悪くテストで記録した自己ベスタイムトを更新できないまま終了し11位という結果に終わった。しかし直後に行われた第2レースの予選では変更したセッティングが決まり、3位につけた。

4日(日)は朝から時おり雨が降るあいにくの天気。16周の第5戦は9時10分にスタートを切った。ここで山本はエンジンをストール。すぐにエンジンをかけ直して最高尾から追いかけ、バックストレートでは2台を抜き返して追い上げを図った。しかし最終コーナーとなるシケインで、後続車両に横から追突されて車両に大きなダメージを負いそのままレースを断念。今年初の悔しいリタイアとなった。

 © Jakob Ebrey Photography 
第5戦同様16周で争われた第6戦は、16時にスタート。決勝前まで雨が不規則に続き、見た目は乾いているがかなり滑りやすそうなコースコンディション。全車がスリックタイヤを選択してのレースとなった。慎重なスタートを切った山本は、スタートでポジションをひとつ落として4位へ。エンジンの不調で思うようにペースは上がらず7周目には10位まで後退した。その後はペースを立て直し追い上げを図り、最終的には8位までポジションを回復、貴重なポイントを獲得した。

山本龍司
「2レース目はスタートからエンジンの水温が高くトルクが不足している印象でした。1レース目のダメージの影響かもしれませんが、なかなか水温が下がってくれませんでした。後半にはなんとか全体のペースに乗ることができましたが、前半はかなり苦しいレースになりました。予選3位と速さを見せる場面もありましたが、1レース目のストールとリタイアでリズムを崩してしまったと感じます。もうポイントは落とせないので、次のレースに向けて今回なぜ自分が遅かったのかを考えようと思います」


ニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム(NISSAN D.D.P.)
2006年、日産、トヨタ、ホンダの3メーカーが「世界に通用する若手ドライバーの育成」を目標に、新しいフォーミュラカー(F1に代表される単座のレーシングカー)シリーズであるフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)を立ち上げた。同時に、日産も他の2メーカーと同様、数名のドライバーに対してスカラシップ・プログラムを実施。2006年、2007年シーズンは4名のドライバーに参戦サポートを行った。

山本は2006年にFCJでチャンピオンと同ポイントの総合2位(優勝回数の差による)を獲得。今年は昨年に引き続き日産独自の「アドバンス・スカラシップ」を受けて英国各地を転戦する英国フォーミュラ・ルノー選手権に参戦する。同シリーズは、イタリアのレーシングカーメーカー、タトゥース社製の車体に、ルノーの直列4気筒2000cc市販エンジンを搭載したフォーミュラカーで行われるレース。F3(フォーミュラ3)の一つ下に位置し、FCJと同じ「ミドルフォーミュラ」に分類されるカテゴリーである。

なお、日産・ニスモは2008年シーズンも引き続き、4名の若手ドライバーにスカラシップを提供し、FCJへの参戦もサポートしている。

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