NISSAN MOTORSPORTS

PRESS RELEASE

2008.5.15

千代勝正が2連勝。山下雅之も初表彰台を獲得

−フォーミュラチャレンジ・ジャパン レースレポート−

5月10〜11日 鈴鹿サーキット

 Copyright © Nissan 
三重県の鈴鹿サーキットで、フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第3・4戦が行われた。雨の土曜日に行われた第3戦では、#18千代勝正がキャリア2年目で初優勝。千代は、日曜日の第4戦でも、若干路面が濡れた難しいコンディションの中、ポール・トゥ・ウィンで2連勝を遂げた。また、このレースでは同じニッサン・ドライバーデベロップメント・プログラム(NDDP)の#19山下雅之も2位に入り、初の表彰台を獲得した。

土曜日は1日中雨に見舞われた。第3戦の決勝レースが始まった午後1時30分、雨はさらに強さを増し、コースのあちこちに水溜りや川ができるコンディション。フォーメーションラップでポールポジションのマシンがクラッシュ。さらに中団でもクラッシュが発生し、レースはスタート順延となった。

1周減算の11周で争われることになった第3戦。3番グリッドではあったが、ポールポジションのマシンがいなくなったことで目の前がクリアな状態の千代は、好スタートを決めて1コーナーをトップで回った。激しい雨で滑りやすいコンディションの中、「自分の走りだけに集中した」と言うとおり大きなミスを犯すことなく11周を走りきり、2年目にして初めてトップでチェッカーを受けた。


 Copyright © Nissan 
予選2位からスタートした山下は千代の後ろに続いたが、1周目の130Rで水溜りに乗りコースアウトしリタイアとなった。後方からスタートした#12佐々木大樹はスタートダッシュを決めて1コーナーを回ったものの、勢いを抑えきれずに2コーナーでスピン。マシンにダメージを負いリタイアとなった。5番グリッドの#10佐藤公哉はスタートでエンジンストールを喫し一時20位辺りまで順位を落としたが、オープニングラップで一気に4位までポジションアップ。その後は前方のマシンが跳ね上げる水しぶきで視界が悪い中のバトルだったため、先行するマシンとの差を1秒前後で周回を重ね、そのまま4位でゴールした。

前日まで激しく降っていた雨は明け方に止み、第4戦はドライコンディションでスタートした。若干路面が濡れていたイン側2番グリッドからのスタートだった山下は、2台に先行された。さらにシケインで1台にかわされ5位までポジションを落としたが、すぐに1コーナーでこれを抜き返すと、3周目のシケインで前方にいる2台が接触しクラッシュ。山下は2位にポジションを戻すことができた。背後のマシンにもプレッシャーをかけられていたが、終始1秒前後の差でこれを抑えきると2位でチェッカー。FCJ 4戦目で初表彰台を獲得した。

 Copyright © Nissan 
ポールポジションからのスタートダッシュに成功した千代は、4周目には後続に6秒もの大差をつけて独走。「ファステストラップをとることだけに集中して」走り、2連勝を飾った。この週末に2連勝とポールポジション1回、ファステストラップ1回を記録した千代は42ポイントを加算しシリーズランキング2位に浮上した。

8位スタートの佐藤は序盤に6位まで順位を上げると、前後3台での5位争いを展開。消耗が激しいタイヤで苦戦しながらも背後のマシンを抑えきって6位入賞を果たした。10位スタートの佐々木はスタートを失敗しポジションダウン。その後はやや濡れて滑る路面の中、前のマシンを追いかけるのに苦戦したが、他のマシンのリタイアもあり、最終的にスタートから2つポジションを落とした12位で完走した。

ここまで4戦を終えて、2勝を記録した千代がランキング2位、全戦で入賞を果たしている佐藤が4位、山下が8位、佐々木は18位につけている。


千代勝正
「第3戦、4戦ともに難しい路面コンディションだったので、トップに立ってからは自分の走りに集中することだけを考えました。メカニックの人たちに、クルマのメンテナンスだけでなく僕の精神的な部分でもいろいろ助けてもらい、すごく感謝しています。まだシーズンは始まったばかりなので、気を引き締めて次のレースにも臨みたいと思います」

山下雅之
「土曜日は焦りの気持ちが少し出てしまってリタイアに終わりましたが、日曜日はその部分を反省して落ち着いてスタートが切れたと思います。集団の中では周りを伺いながらのレースでしたが、2位に上がってからは千代選手に追いつくことだけを考えながら走りました。2位に入れたこの流れを次につなげたいと思います」

佐藤公哉
「2レースともタイヤの消耗に悩まされたレースになりました。(タイヤの)内圧調整の問題もありますが、僕のドライビングがタイヤに負担をかける走り方になっているので、次戦までに改善していきたいです」

佐々木大樹
「今回のような濡れた路面でのレースは初めてだったので、いろいろな収穫がありました。レースでは他の選手にとの駆け引きに負けてしまいましたが、今度は僕が勝負を仕掛けていけるように頑張ります」
ニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム(NISSAN D.D.P.)
2006年、日産、トヨタ、ホンダの3メーカーが「世界に通用する若手ドライバーの育成」を目標に、新しいフォーミュラカー(F1に代表される単座のレーシングカー)シリーズであるフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)を立ち上げた。同時に、日産も他の2メーカーと同様、数名のドライバーに対してスカラシップ・プログラムを実施。2006年シーズンは4名のドライバーに参戦サポートを行い、NDDPドライバーの中で最も好成績(シリーズ2位)を収めた山本龍司にアドバンス・スカラシップを授与した。山本は2007年から、英国のフォーミュラ・ルノーに参戦開始。日産・ニスモは2008年シーズンも引き続き、4名の若手ドライバーにスカラシップを提供し、FCJへの参戦もサポートしている。
Formula Challenge Japan
Rd.3
Pos Driver Car Lap Time
1 千代 勝正 NDDP FCJ 11 26'05.112
2 細川 健治 N.A CRUE FCJ 11 26'08.782
3 国本 雄資 TDPスカラシップFCJ 11 26'23.912
4 佐藤 公哉 NDDP FCJ 11 26'24.941
5 國分 一磨 SRS-F スカラシップFCJ 11 26'47.594
6 金井 亮忠 FTRS・チームNATS FCJ 11 26'51.831
7 李 康太 A PROJECT FCJ 11 26'53.897
8 中山 雄一 TDPスカラシップFCJ 11 26'56.073
9 岩崎 祐貴 イワサキインダストリーFCJ 11 27'00.642
10 秦野 耕太郎 ウィンズ大浩にこやFCJ 11 27'07.664
- 山下 雅之 NDDP FCJ - -
- 佐々木 大樹 NDDP FCJ - -
Rd.4
Pos Driver Car Lap Time
1 千代 勝正 NDDP FCJ 17 35'19.291
2 山下 雅之 NDDP FCJ 17 35'26.354
3 国本 雄資 TDPスカラシップFCJ 17 35'28.018
4 銘苅  翼 FTRSスカラシップFCJ 17 35'38.477
5 金井 亮忠 FTRS・チームNATS FCJ 17 35'40.039
6 佐藤 公哉 NDDP FCJ 17 35'46.021
7 蒲生 尚弥 TDPスカラシップFCJ 17 35'46.573
8 東 徹次郎 カフェジュリア FTRS FCJ 17 35'47.045
9 日向 俊博 すがまた接骨院 FTRS FCJ 17 35'53.311
10 イゴール・スシュコ H.I.S 旅行 FCJ 17 35'56.893
12 佐々木 大樹 NDDP FCJ 17 35'58.088

ページトップ