NISSAN MOTORSPORTS

2010.07.26

NISSAN GT-R勢、世界屈指のスパ難コースに挑む

FIA GT1世界選手権第5戦スパ・フランコルシャン・プレビュー

FIA GT1世界選手権第5戦は今週末、ベルギーのスパ・フランコルシャンで行われる。NISSAN陣営は、世界で最もスリリングなサーキットのひとつ、スパ・フランコルシャンで今季最も過酷なラウンドに挑む。スパは、ジェットコースターにも例えられる難コース。ドライバーのスキルはもとより、NISSAN GT-Rにとっても真のパフォーマンスを測る絶好の舞台だ。

現在チーム選手権ランキング2位のSumo Power GTが前戦ポールリカールで目指していたのは、2台のNISSAN GT-Rが揃って上位フィニッシュすることだった。結果は、ジェイミー・キャンベル・ウォルター/ウォレン・ヒューズ組が予選レースで3位、ミハエル・クルム/ピーター・ダンブレック組がチャンピオンシップレースで2位入賞。この時の目標はそのままスパ戦にも引き継がれるが、チームマネージャーのアレン・オーチャードはチームが万全の体制を整えていることに自信を見せる。

「スパのテストデイでは、いい走りを見せました」とオーチャード。「ダンパーや車高のセッティングを数多く試すなどキッチリと作業をこなし、スパのレースに最適なセッティングを煮詰めていきました。なので、今回も手堅い走りができると思います」とコメントした。

ドライバー選手権4位のミハエル・クルムとピーター・ダンブレック組は、ポールリカールのチャンピオンシップレースで2位に入ったことにより、スパではサクセスバラストを積んで走ることになる。これは少なくとも、同サーキットの名セクション、オー・ルージュからラディオンへの険しい上りセクションでは大きなハンディとなる。

「ポールリカールで上位に入ったクルーは、今回のレースは戦略的に戦うしかないと思いますね」とオーチャード。「スパで50kgのバラストを背負うのは、かなりの重荷です。特にオー・ルージュの連続コーナーではつらいと思います。私たちはトップ10入りを狙っていきます。そうすれば、ポイントを獲得して、なおかつウェイトも減らせます。とはいえ、現地に入って調子がよければ、もちろんトップリザルトを目指すつもりです。サクセスバラストを積んでいても、NISSAN GT-Rの強さは変わりません。状況次第では攻めていきます」

ポールリカールで辛酸をなめたSwiss Racing Teamの2台のNISSAN GT-Rは、いずれもバラストなしでスパに挑む。先日のスパ・テストでは快走を見せ、今週末のレースでの活躍に期待を寄せる。

「シーズンここまでの結果には、もちろん満足していません」とチーム代表のオトゥマー・ウェルティは語る。「NISSAN GT-Rにはもっとパフォーマンスがあることは分かっています。ポールリカールの後に4号車を修復しているところなので、テストに参加したのは1台だけでしたが、いい走りを見せることができました。ドライバーは4人とも参加して、調整を十分に行いました。私は楽天的な人間なので、スパでは波に乗れると期待しています。いいタイムは出してきていますし速さもありますが、週末を通してその力を維持していかなくてはなりません。勝ち負けの差がコンマ秒差しかないレベルである以上、すべてを完璧にするしかないのです」

#4 GT-Rの荒聖治は、「スパはすばらしいコースなので、とても楽しみにしています。全体的にハイスピードですが、いくつかの高速コーナーが特に好きです。過去に何度か別のシリーズで走ったことがあるので、コースはよく知っています。今回は表彰台にあがって、巻き返しを狙いたいですね」と語った。

今イベントはスパ24時間レースの直前に行われるため、通常とスケジュールが異なる。GT1の予選走行は7月30日金曜日朝9時45分(現地時間)に実施、予選レースは同日15時(同)に行われる。決勝となるチャンピオンシップレースは7月31日土曜日の12時05分(同)にスタートする。

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