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全12戦で争う2010年フォーミュラチャレンジ・ジャパンもついに最終ラウンドを迎えた。その舞台は鈴鹿サーキット。前回F1のサポートレースとして行われた際に中止となった第10戦を含め、今回は3レースが行われた。
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「何よりもスタートで前に出ることが重要」と言うのは、11月5日(金)に行われた練習走行で、総合2位の松井孝允。少しでも良いスタートが切れるよう、ペダルの調整を入念に行っていた。
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明けて6日。第11・12戦の予選の前、朝一番に行われた第10戦の決勝レースで好スタートを切った松井だったが、ジャンプスタートの裁定が下り、ドライビングスルーペナルティが課される。「スタートに集中するあまり、攻めすぎてしまいました」
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第11・12戦はともに2位からのスタート。第11戦では慎重なスタートになった松井だが、2位をキープしてチェッカー。7日の第12戦では絶妙なタイミングと加速でトップに浮上した。
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「スタートで前に出られれば勝てると思いましたが、タイヤの温め方が不十分でペースが上がらず、最終的には抜き返されてしまいました。後半のペースは良かったので悔しいですが、最後のレースでもフェアなバトルができたことは良かった」と言う松井は2位でチェッカー。ポイントランキング2位でシーズンを終えた。
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第10戦は12位という結果になった高星明誠。続く予選でも苦しい結果になったが、レースでは「一つでも前へ」という姿勢を見せた。第11戦では、わずかなチャンスも積極的に狙い、3つポジションを上げ14位でゴールした。
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続く第12戦ではスタートでポジションを下げたが、攻めの走りで徐々に順位を回復していった。しかし、「追いかけることに気持ちを入れすぎて、シフト操作をおろそかにしてしまいました」と、途中でコースアウトもあり14位となった。
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「やっぱり僕の課題は予選でした。新品タイヤの使い方をもっと勉強して、予選から前に出ないと。ただ、前を追いかける勉強はたくさんできましたし、開幕の頃に比べればマシン操作などうまくなった部分はあると思います。もっと早く成長して、結果を出したかったです」と、高星はシーズンを振り返った。
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朱戴維の今回の課題は新品タイヤの使い方だった。練習走行でも、新品タイヤでのアタックタイムがあまり良くない。「新品タイヤで走っている時に、そのタイヤが持っているグリップを使いきれていないのだと言われました」と朱。
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予選順位が振るわなかった朱だが、今までも決勝ではスタートで必ず順位を上げてきた。第11戦ではスタートだけで2つポジションを上げ13位でゴール。
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朱の第12戦は、予期しなかった場所で後続に抜かれ、11位でゴール。「この1年、NDDPとして走ってこられたことで、今まで雑だったドライビングが精密になり、1周をまとめられるようになったのは成果だったと思います」と1年を振り返った。
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第10戦を8位で終えた近藤は、予選で自己ベストの4位と5位を獲得。第11戦では、抜群のスタートを見せて3位に上がると、一時は2位の松井に迫る速さを見せて初表彰台を獲得した。
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今シーズン初表彰台の近藤は、レースを最も盛り上げたドライバーとして特別賞にも選ばれた。「レース中盤はペースが上がらず苦しかったんですが、タイヤをうまく使えたおかげで後半には持ち直すことができました。この調子を明日も続けていきたいです」
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前日の言葉どおり、第12戦決勝でもスタートで3位にポジションを上げた近藤だったが、レース中にマシントラブルが発生しリタイアに。「今日は後ろをあまり気にすることなく、(2位の)松井選手を追いかけることに集中できていたんですが、トラブルでリタイアと言うのは悔しいです」
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1年を戦い抜いた若者たちの表情は、開幕前に比べ確実にたくましくなった。結果以上に得られた経験すべてが、彼らの今後に生かされることだろう。